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2008/01/24

Reunion---Vol. 6

週も後半に入り、ようやく時差ボケも解消しつつあります。
それでも昨日は、顧問の法律事務所との新年会がありまして、二次会はもう半分睡魔との闘いでした^^;

帰りの電車の中で若手の先生と日本のロースクール動向やロースクールと企業法務との関係などお話しました。いろいろと考えなければならないことがありますねぇ。いずれ、エントリアップでもしましょう。

先生とお別れすると、おもむろにMD(今どき?なんてこと言わないでおくんなさいまし)を取り出します。
もう、想像がつくかと思いますが、WMAG 99.5FMを聴くためです。帰国してから、机周りをごそごそ探して見つけ出しました。
Winston-Salem時代にテープに録音していたものやら、T先生から送ってもらったものを2年ほど前にMDに落としていたんです。それを引っ張り出してきたという次第。

まだ、気持ちは帰国したくないようです^^;

さて、5時30分にはP教授が Graylynに迎えにきてくださるということですから、その前に今回一緒にキャンパスツアーや聴講される今夏からのLL.M.日本人留学生(企業法務マン)・Aさんをピックアップしなければなりません。

Aさんはキャンパス近くのホテルに泊まっておられるとの由。奇しくも、私たちDeacon夫婦も WFUを初めて訪問した時に泊まったホテルです(こんなエントリをアップしています)。
ホテルの外観も内装も10年前と一緒。
なんだかタイムスリップしたような気がしました^^

到着して小一時間のAさんはさすがに長旅とこれから教授達とお会いするという緊張感のせいか、少々お疲れのご様子。
それでも、興奮されているご様子もしっかりと伝わってきます。
「オイラもそうだったよなぁ…」としみじみとあの日を思い出します。

「暗くなってしまいましたが、キャンパスの中を通って行きましょう!」と言うと、車で1分足らずのところにあるキャンパス正門(しかし、徒歩だと10分位掛かる!)へ。
正門を越えると、すぐ右手にロースクールとビジネススクール(Babcock)が同居する校舎が現れます。
「ちょっと暗いですが、ここがロースクールになります。」とガイド役。

Img_0288 Img_0319

写真は、雪が降った翌日のキャンパスとその次の日、“カロライナ・ブルー”が復活したときのキャンパス。

Deaconはこの“カロライナ・ブルー”が大好きです!

ゆっくりとキャンパス内を走らせましたが、5分程度で裏門へ。
ま、じっさい一つ一つ丁寧に巡ると2時間程度はかかるんですけど。
何せ夜ですし、待ち合わせ時間も迫っているので、明日ゆっくりと廻るということで、スピードアップ。

時間にルーズでないP教授は定刻には現れて、いざレストランへ!
なんと到着したのは、やはり8年前にP教授とM教授のホストで両親達とDeacon夫妻を招待してくれた「1703 Restaurant」でした!

Img_0283 学校からそれほど遠くはない(もちろん、車ですが)所にあって、「え、こんなところにレストランが!?」というような場所にぽつんと建っています。
「アメリカ料理」というジャンルがあるのか判りませんが、あえて言うならそんなところでしょうか、このレストランは。

ここで昼間に会うことができなかったM教授と8年ぶりに再会!ここでもギュッとハグ。
2年間の米国生活でハグすることに慣れました。最初はタイミングなどがなかなか判らなくて…。加えて、女性とのハグの場合は、なんだか恥ずかしくて…^^;
今では、それなりにこなせるようになりましたけど(笑)。

実は、M教授。コロラドでスキー中に転倒して足を大怪我してしまい、先日膝を手術したばかりだったんです。
P教授が「M教授は、実は手術後ずっと自宅療養で外出できなかったのだけれども、Deaconが再訪するということで、今日が何と手術後初の外出なんだよ。」と耳打ち。もう、ここでも熱いモノがぐっと込み上げてきました。

P教授がテキパキと席のポジションを指示していきます。「えーと、Deaconはボクとスーザン(M教授)の間に座って。Prof. XXXは Mr. A(Aさん)の隣で…。」という具合に。

そう、当初はP教授とM教授のお二人との夕食なのかと思っていましたが、Deaconと同じ、いや少し若いかなと思われるロースクール教授もご一緒でした。
会社法、コーポレートガバナンス系を専攻とされる教授でここ数年前に ワシントンDCの法律事務所からWFUのロースクール教授に転進されたとの由。

さすが、P教授&M教授!恐らくAさんの指導教授候補としてProf. XXXをこの夕食会のメンバーに選んだに違いありません。Aさんのご専攻分野(WFU留学)とも確か重なるはず…。
せっかく、日本から Campus Visit されたのだから、指導教授(候補)と会っておいた方がいいだろうとの配慮だと推測されました。
もちろん、まだ最終的に留学生全員が決まった訳でもなく、従って、この時期に指導教授も決められる訳でもないのですが、少なくともAさんの関心ある分野の教授と引き合わせておこうということかなと。

相変わらず、きめ細かいフォローだ!

この日のDeaconは明らかにいつもと違っていました。
喋ること、喋ること!途中で、うけないことのリスクも省みず、くだらない洒落や笑い話を飛ばしたり!自分でも信じられない展開でした。
何か「物の怪」に取り憑かれた様な、そんな感じだったと思います。
美味しい料理と懐かしい顔とフラッシュバックする思い出が、適度なアルコール(赤と白のフルーティーなワイン)と相俟って、こんないつもと違うDeaconを生み出したのかもしれません。(このくらいの喋りがなぜ、数日前の交渉のときにできなかったのだ!と後日、自己嫌悪に^^;)

10年前の Weekly Lunch(詳細はこちらこちらをクリック)が思い出されるような、P教授からの質問攻めが始まります。
「LL.M.卒業して、NYCで法律事務所で研修を受けて、帰国したけど、その後から今までについて話してくれ」に始まり、
「もう一度、WFUのLaw Schoolに戻ってくるとして、今度は何を勉強したいか?」
「日本でロースクール制度が導入されたと聞くが、どういう状況なのか?」
「米国の経済動向が日本経済に与える影響とは?」
回答に困るとAさんに振るといったことが、10年前のDeaconしか知らない教授には目新しかったらしく、「Good Job, Deacon!」なんて喜んでいました。
(Aさん、ゴメンなさないね。)

そして、宴もたけなわに差し掛かった頃の質問が、「日本における昨今の労働力の流動」についてで、「DeaconはLL.M.を取得して企業法務マンとしてキャリアを積んできた。更にキャリアアップさせる意味で転職を考えないのか?」というもの。
そして、「帰国後、毎年留学予定者に対するサポートや壮行会のアレンジをとても感謝している。」と。

「待ってました!」とばかりに、Deaconはまくし立てました。アルコールという助っ人もあったのでしょうが、このコトは絶対に伝えたいと思っていたことを文法が多少間違っていたでしょうが、とにかく話しました。

つまり「私は、WFU以外にも幸運なことに U of Wisconsinや UC Davis、Indiana Uや SMUといった学校からも合格通知を頂くことができた。でも、その中からWFUを選んだのは、あなたP教授の“ある言葉”が決め手だったんですよ。その“ある言葉”って覚えていますか?」
「いや、覚えていない。どういう言葉だったか知りたいな。」とP教授。
「あなたは、『Deacon。君は、WFUのロースクールとして、最初の日本人留学生になるのだ。君はパイオニアなのだ。君がこれから歴史を作っていくことになるんだよ。私は、その歴史を作ることに少しでも貢献できれば嬉しく思う。』とメールに書いてくれたんですよ。
その一言でWFUに留学することを決めたんです。」
と興奮して一気に喋ったDeacon。

更に続けて、「WFUは私にとても素晴らしい経験を与えてくれました。人生の宝物です。こんなにしてくれたWFUに対して『何かしたい』と思うのは世界どこでも共通でしょう。「当たり前」のことです。私は、ただ、その「当たり前」のことをしているだけなんですよ。」と。

P教授もM教授もじっと黙って聞いてくれました。そして、「今日、Deaconからこういう話を聞けてとても幸せに思う。」と言ってくださいました。

続けて、私は、「私の会社は私にこのロースクール留学という機会を与えてくれて、私は、こんなにも素晴らしい経験をすることができた。私が、WFUに対して『何かしたい』と思うのと同じように、私の会社にも『何かしたい』(この会社で頑張る)って思っているんですよ。」と。

ま、多少、Deaconは「人さま」よりもそういう面が強いんですけどね(因みに、mixiでは「義理人情」とか「高倉健」のコミュに入っています^^)。
「キャリアアップでの転職」っていう問いですから、それには直接答えていないんですが…^^;
(今、思い返してみると、ちと勝手に自己陶酔しちゃっているかなって(恥ずかし!)まあ、酔った勢いってことでご勘弁を。)

で、もって、こんな Deaconの考え方がアメリカ人の彼らに理解してもらえたかどうかはわかりませんが、少なくとも Deaconの偽りのない気持ちを伝えることができたことが、とても嬉しく、自己満足した夜でした。

あっという間に2時間以上が経過して、お開きに。
明日は、ロースクールツアーと聴講がアレンジされています。聴講の時間は一人でキャンパス内を散策し、Bookstoreに行って、大量のDeaconグッズを購入しようと考えながら、外に出るとひんやりした空気が。

「夜遅くから雪になりそうだね。」というP教授の言葉を背中に聞きながら、今日のReunionを反芻している自分がいました。

Img_0327_2

(道路を挟んでロースクールの向こう側に広がるグランド。
毎週末、JDやLL.M.、それに地元の若者を交えて草サッカーをしました。
自らサッカー(フットサル)をするようになった「原点」はここにあります。)

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