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2006/09/20

LL.M.取得後のキャリア構築の一例

今朝は気持ちいい天気でした。青空に数えるほどの雲が見え、柔らかい日差しに、そよ風。“夏の期間”限定で朝の通勤時のみバスを利用していましたが、今日は思わず最寄駅まで歩いてみました。うっすらと汗を掻く程度の早歩きで駅がある坂を上りきりましたが、何か爽やかな気分でした。秋の訪れを実感した次第です。

これとは別に例の時差ボケは、相変わらず続いており、昨夜も帰宅途上の電車の中では立ったまま寝てしまうような状態でしたし、今朝も目覚まし時計の音に気づかないほどでした(^^;)。徐々に改善されるのでしょうが、今度の海外出張では皆さんから教え頂いた対策を講じたいと思っています。

さて、今回は先日の出張の際にお会いした日本人弁護士の方についてお話させていただきましょう。あまり具体的なコトを書き記しますと特定されてしまう可能性もあるので、抽象的な表現にならざるを得ませんが、予めご了承くださいませ。この世界、広いようで意外に狭いものと思っておりますので…(^^;)。

DeaconがLL.M.留学前、留学中、留学後現在に至るまで、米国でお仕事されている日本人弁護士の方と言えば、正確にカウントしてはいませんが、恐らく100%、①日本の弁護士さんでLL.M.取得後(受験可能な)州のBar Exam.を受験、合格された当該州の弁護士資格を有されている方、又は②日本の弁護士資格は有していないが、米国のロースクール(J.D.プログラム)を卒業されて州の弁護士資格を取得された方のいずれかだったと思います。

しかし、今回お会いした方は、上記パターンに該当しないキャリアの持ち主でした(Deaconにとっては初めて知るキャリアです)。
つまり、日本の大学(法学部)を卒業された後、直ちに米国の某ロースクールに留学(LL.M.プログラム)。LL.M.を取得された後に某州のBar Exam.を受験して合格。それ以降ずっと10年以上に渡り米国に滞在されて現地大手ローファームに所属されている(日系企業をクライアントとしている)との由。

Deaconにとっては初めてのパターンでしたが、このようなキャリア育成もあるんですねぇ。今までは、「たとえ現地の弁護士資格を取得しても、ネィテイブのLawyerと対等に渡り合えるものではない」という認識でしたし、一般的にもそのように理解されていると思います(どうでしょうか?)。それゆえ、必然的に「クライアントが日系企業に限定されてしまう」、「現地ネィティブ Lawyerとのコーディネイト業になってしまう」場合(もちろん、これはこれでとても重要で有用な業務なのですが)が多かったのではないかと。拙い&数少ない経験での主観的な印象ですから、実際は違っているかもしれません。その場合は平にご容赦ください。

ただ、「日本の弁護士資格無く、日本の大学(法学部)卒業後、Job Experienceが無くてLL.M.プログラムに留学し、LL.M.取得後、州の司法試験に合格。そして、現地の弁護士として開業。」というキャリアルートもあるんだという発見を皆さんにお知らせしたいと思った次第です。理論的には当然あるルートなんですが、現実にこうしたルートで活躍されている方の存在を知り、単純に驚いたということです。もちろん、ご本人の努力に加えて、ご本人を取り巻く環境や人脈なども大きなウェートを占めることも言わずもがなですが。LL.M.留学ご予定の皆さんにとっては新たな「選択肢」として加えられるものでしょうか…?

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コメント

こんばんは。出張お疲れさまでした。
そういうキャリアの方も居るだろうとは思うのですが、見ている限りそういうキャリアを成り立たせる一番重要な鍵は英語の能力ではないかと思うのです。その方の英語に関するバックグラウンドはどうなんでしょうか?
もともと帰国子女とかだったりするとか?
純国産の人にとってどれくらい実現可能性がある選択肢になるかというとそういう辺りが大きなファクターのような気がします。
大学のひとつ下の後輩で、1年日本で銀行勤務→外資系に転職し、東京勤務からNY勤務→LLM→NYBar→東京で外資系の弁護士事務所勤務という人がいます。
この人の場合は英語がもともと出来たという面が大きいようなので、そういう身近な例から上記のように考える次第です。

それでは。

投稿: dtk | 2006/09/21 21:54

> dtkさん
毎度、ありがとうございます!
そうそう、重要なポイント、いや「最重要ポイント」について記述が欠落していましたね。
私自身も「英語力」如何とは思っていますので。
因みに、この弁護士さんは小学校高学年から中学生までの4年間、NYCに住んでいらっしゃったようです。
「帰国子女」の範疇には入るのでしょうが、「生まれ・育ちも米国です」とはちょっと違うかもしれません。

またお越しくださいませ。

投稿: 管理人(Deacon) | 2006/09/22 13:03

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