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2006/05/08

“I'm from the State of New York.”

「大型連休」ではありながら、結果的には“あっ”という間のGWでした。元来、“出不精”だったDeaconでしたが、結婚して少し変わり、子供ができてもう少し変わりという感じで、最近は休日に自宅で“ヌボーッ”とすることもなくなり、よーく外出するようになりました。「外出して逆に疲れが溜まる」というより、「心地よい疲れを感じる」という状態なので、このDeaconの変化は正解だったようです(^^)。

GW期間中は“コーヒー・ブレイク”ということで、「本編」から離れて留学時代の思い出などをお話してきましたが、今回もちょっとしたお話をさせていただき、次回から再び「本編」に戻りたいと思います。しばし、お付き合いのほどを…。

Deaconが留学した頃のWFUのLL.M.プログラムでは、LL.M.留学生の人数が少ないこともあってか、J.D.1年生必修の“Legal Writing & Research(LRW)”のクラスに編入されており、それもあって、J.D.学生と親密な関係を築くことができたというお話は以前のエントリでもさせてもらったところです。このLRWの最初の授業は、どこの国でも学校でも同じでしょうが、学生の自己紹介で始まりました。

Deaconとしても、J.D.、LL.M.含めて誰も知らない訳ですから、この自己紹介をきっかけに友達作りをしたいと考えていました。まあ、一番手っ取り早いのは、自己紹介を聞いて、自分とフィーリングが合いそうな学生、同じ趣味を持っている学生にアタックすることかなと思ったりしたわけです。

一クラス40名程度の規模ですから、ひとり2分程度の自己紹介になります。Deaconは相変わらず“初対面用”に丸暗記している“ワンパターン・フレーズ”で可笑しくともなんともない自己紹介だったのですが、J.D.学生はなかなかどうして、ウィットに富んだ自己紹介やユニークなバックグランドを披露したりと、笑いを誘うような内容も多かったとの記憶があります。

そんな中で、今回のエントリのタイトルのようなフレーズ(正確な表現は失念、ご容赦!)で自己紹介を始めた小柄な女性がいました。なかなか自己紹介からはDeaconから先に話し掛けるようなクラスメートがいなかった(それでも、沖縄の海兵隊出身の学生がいて、幾つかの日本語を知っている彼とはすぐに打ち解けたものです)ものですから、この「わたし、NY州の出身なんです…。」を聞いたときに、「よっしゃ、まずは彼女とNYについて話そう!」と固く心に決めたのでした。

なぜって、ここWinston-Salemに来る前に、NYはマンハッタンにある勤務先の米国法人を表敬訪問し、市内観光を行ったばかりでしたから、あの刺激的な街の様子が鮮明に心に残っていたからです(こちらのエントリをご参照)。NYの話で盛り上がる→可愛いクラスメートと友達になれる、という公式が成り立っていたわけですね(笑)。因みに、クラスメートの中で彼女が唯一のNY州出身者でした。

さてさて、授業が終わったところで、ちょうど教室から出るときに一緒になりました。というよりは、こちらが彼女の退出に合わせたという方が正解でしょうか(^^;)。
どんな顔で声を掛けたか(まるで“ナンパ”のような表現ですな。実際は違いますから…)はもう記憶の彼方ですが、「NY州の出身ですって。あの街は刺激的ですよね。つい先日訪問したばかりなんですが、もうその凄さに圧倒されて…」と英語に自信がなり割には、結構な勢いで捲くし立てたような気がします。相手の相槌を打つタイミングもお構いなしに! とにかく、マンハッタンがいかに素敵だったか、どれほど気に入ったかを一方的に話したわけです。

Deaconの壮絶な「意見表明」が終わると、彼女は少し間を置いて、そして少し躊躇いながら、「えーと、わたしはまだNew York Cityに行ったことがないの。州はNYでもずっと北にある小さな街の出身なので…。」と。

それを聞いたDeaconの表情はどんなだったんでしょうねぇ。どんなリアクションを取ればいいのか…って感じだったと我ながら思う次第です。

そうなんですよねぇ。NY州、“世界の首都”とも称されるマンハッタン地区だけを指すのではなく、実は広大な州で、面積からすれば「マンハッタン島」なんてほんの小さな部分でしかないんですよね。でも、当時のDeaconはもう「NYC(マンハッタン)=NY州」という意識でしたから…(^^;)。NY州民であっても、NYCに行ったことのない人なんて、決してレアではないことを彼女は教えてくれました。生まれも育ちも東京郊外のDeaconが東京タワーに上ったことがない(これは事実です)と言うのと同じ感覚でしょうか…?

一つの州自体が日本より大きかったり、地理的な面以外でも立派な「国」のような規模を持っている州が存在する訳で、全米レベルでは「自分の州の外に出たことがない」なんていう人たちもかなりの数に上るってコトを聞いたことがあります。

そうそう、田舎出身だったり、強烈な訛りの持ち主だったりすると結構からかわれるのは洋の東西を問わず一緒のようで、アイダホ州出身のクラスメートは飲み会の度にそれをダシにされていましたし、デラウエア州出身の親友の「訛り」も槍玉にあがっていました。もっとも、笑い転げている彼らだって、一度NC州を離れるとその「強烈な南部訛り」を他人から冷やかされるコトを知ってか、知らないでか…。

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