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2006/04/07

Weekly Lunch (その2)

昨日、今日と勤務先がお世話になっている米国人弁護士が来社しましたので、しばしお付き合いをさせてもらいました。LL.M.課程を卒業した後に、NYCに引越しして、彼の下でインターンシップを受けた関係もあり、いわば“師匠筋”に当たります。

特に仕事の話はなかったので、世間話程度でしたが、英会話のブラッシュ・アップにはなったと思います。ただ、会話の90%は彼が喋っていましたので、実際どれだけブラッシュ・アップできたかは…?それでも、いろいろと懐かしい思い出が蘇ってきて楽しいひと時でした(^^)。

さて、今回も前回エントリの続きということで、指導教授との“Weekly Lunch”について、お話させていただきましょう。

(前回からの続き)
そうこうするうちに、何とかこの現状を脱出するためにと思いついたのが、Deacon から話題を提供すると言う作戦! つまり、こちらが話を振ることによって、メイン・スピーカーをDeacon からP教授に切り替えるというモノ。「低次元の話だなぁ」なんて思われるでしょうが、当の本人は必死ですし、本気です(笑)。
話さなきゃ上達しないのに、それを避けようとするんですから、ある意味「お笑い」ですよね。でも、それくらいに自分にとっても、あの“沈黙タイム”は厭でしたし、避けたかったわけです。

最初の数週間、毎週水曜日になると学校に行く前から「今日は何の話題を持ち出そうか?」と頭を悩ませていました(苦笑)。
例えば、憲法の話とかコーポレート・ガバナンスの話とか、最初はやはり法律系の話が多かったですね。もちろん、こちらから「振る」以上、最初はこちらで「前振り」のお話をするわけで。その意味で、事前にストーリーを用意しておくんですね。

ぶっちゃけると、予め「英作文」を用意していくわけです。そして、それをある程度記憶していく…。で、まずこちらでベラベラと暗記した英作文を、あたかも今考えながら話しているっていうポーズで披露するわけです。うーん、今思い出してみると、結構バレバレだったんだろうなぁ…(^^;)。
まあ、それは置いといて、英作文ご披露後に、「で、アメリカではどうなんですか?」とか、「アメリカの最新の理論はどうなっているんですか?」とP教授に振るわけです。これで何とか“間が持つ”という感じ。

しかし、不思議なもんです。こんなことの繰り返しが続くと、だんだんと慣れてくるんですね。あれほど苦痛だったランチが、「さてさて、今日はどんな話題にしようか?」なんて、いやに積極的にランチを受け入れている自分に気がついたりして。
特に、Deacon もP教授も関心のある話題、例えば野球(MLB)の話や旅行の話。それに大学事情などでは、お互いに活発に会話しちゃったりして…。

そう、いつの間にか、普通に会話できるようになっていたんです。これにはびっくりしました。“Weekly Lunch”が始まって2ヶ月後くらいでしょうか、何の抵抗もなく、楽しく会話をしながらランチを取ることができるようになったのが。
確かに、その間に仲良くなったJ.D.学生との交流で英語力がアップしたのも事実でしょうし、毎日自宅で観ているTV番組のお陰もあったでしょう。でも、やはり、この“Weekly Lunch”の貢献が最大だったのではないかと。

“Weekly Lunch”は、午前の授業が終わると同時にDeacon がP教授の研究室を訪れます。そして、一緒に連れ立って、キャンパス内の学食に行ったり、車でちょっと離れたモールに行ったりしていました。キャンパス外の場合は、ほぼ毎回 “Taco Bell”というメキシカン料理のファースト・フード。そして、そのランチの費用はいつもP教授持ちでしたっけ。ほぼ毎週、水曜日がP教授の都合でダメな場合は別の曜日にスライドするということで、結局、1年目の秋学期と春学期の間、続きました。

“Weekly Lunch”の最後の日に、この企画を立てた理由、そう、Deacon の英語力アップが目的だったという話を伺いました。うーん、思わず目頭が熱くなった瞬間でした。
Deacon の翌年に留学してきたキルギスからの留学生にも同様に“Weekly Lunch”を企画したそうですが、もともと英語力があったこともあり、秋学期で終了したと聞きました。それ以降は聞いていませんが、期間の長短はあるこそすれ、きっと継続されているに違いないと思っています。ロースクール留学した方々に、この話をすると、皆さん異口同音に「そこまでしてくれるとは!」と感嘆の声をあげられます。そんな時は、「WFUを選んで正解だったなぁ。」と心底思う時でもあります。

P教授を始め、何人かの印象に残った先生方についてのエピソードも別の機会にご披露したいと思っています。

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