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2006/04/13

1年目の秋学期(その1)

すっかり「春到来」という感じで、風に舞う桜の花や小道の脇に顔を出している土筆、耳をすませば鶯の鳴き声などが目につき、耳につく今日この頃となってきました。Deaconが住む町の周辺はまだまだ自然も多く、それらの表情の変化で四季の訪れを感じることができます。

都会の生活にも憧れますが、やはり自然が残っているこの町のほうが自分自身は落ち着くような気がします。

さて、今回はWFUでのLL.M.プログラム1年目の秋学期について、少しお話をしてみようと思います。

【タイトルの時期とは異なりますが、キャンパス内の桜になります。】

Gate1_1 Sakura1Sakura2Sakura3

このブログの所々で触れていますが、Deaconは企業派遣によるロースクール留学(LL.M.プログラム)でして、勤務先の「海外研修制度」のもとでの留学になります。勤務先の「海外研修」の期間は「2年間」とされていますので、通常1年間で終了するLL.M.プログラムに加えて、もう1年間、研修期間があることになります。

聞くところによると、そもそも、この「2年間」はビジネススクールのMBA課程を念頭にして設定されたものであり、ロースクール留学の第1号となるDeaconの上司が留学するときに、その期間で人事部とハードな交渉がなされた模様です。従来どおりの2年間を求めた法務部とLL.M.プログラムなのだから1年間とすべきとする人事部との間で。結局、双方の真中を取るという“日本的”な妥協案で1年半となったようです。第1号さんは、LL.M.プログラム修了後、半年間NYCにある法律事務所で実務研修を受けて帰国しました。

この実務研修の効率の良さと帰国後の仕事っぷりが評価されたのでしょう。第2号さんが留学されたときは、“満額”の2年間の研修期間が認められました(Deaconが入社した年ですね)。第2号さんは、他社さんのお話や第1号さんのアドバイスを受けて、通常1年間で修了することを予定しているLL.M.プログラムですが、学校(GWU)と協議して1年半(すなわち3セメスター)を掛けて修了することを認めてもらいました。そして、残りの半年間をNYCの法律事務所での実務研修に充てるという具合に。

Deaconも、第2号さんから予習・復習において負荷が軽くなることのメリットを聞き、このスタイルで留学しようと思ったのは言うまでもありません。何せ、英語力にものすごい不安を抱えていましたから…(^^;)。

ロースクールによっては、このあたりについては厳格なところとフレキシブルに対応してくれるところと分かれるようです。幸い、WFUでは後者の考え方であり、またというか、だからというか、Deacon留学する前年の留学生(つまり、WFUのLL.M.プログラム第1期生)にこの「3セメ履修作戦」を既に取っていた人がいたこともあってか、Deaconのリクエストは問題なく認めてもらえました。

余談になりますが、履修期間もそうですが、最近は修了(卒業)論文を義務化しないロースクールもあるようですね。確かにDeaconが留学する頃でも、そのような学校が少数ながら存在していましたし、実際、合格校の中にもありました。正直、これにはちょっと心がなびきました。「英語で論文を書くなんて…絶対無理だよ」というのが偽らざるその当時の心境でしたから。
ただ、第1号さんからは「確かに大変だけど、今となれば良い思い出になっているよ。やっぱり論文書かないと学位取った気にならないっしょ。」と。この一言と「3セメ取るんだし…」と自分に言い聞かせて、論文不要のロースクールを選択から落としたなんていう経緯もありました。

確かに論文の準備は大変でしたし、法務部の後輩には多大なご迷惑をお掛けしました(資料集め等)が、今思うと第1号さんの感想と同じかなぁと。内容はとてもお粗末でお見せできませんが、達成感は残っています。因みにDeaconの次に留学した第4号君は「論文なし」のロースクールに留学しました。資料集めの苦労を知って、後輩、先輩に迷惑を掛けまいとするところからの決断だったのでしょうか…(^^;)。

随分と「前振り」がながくなってしまいました。次回はもう少し実際の様子でもお話しましょう。(つづく)

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7.留学(LL.M.プログラム)」カテゴリの記事

コメント

2年ですか。うらやましい。確かに3セメ使うのは負担がかるくなりますよね。こちらの学校でもtaxとかfinance/bankingのLLMでやっておられる方が居ます。
論文はこちらでは課されません。僕は論文のあるところはさけた口ですが、確かに大変ではあるものの、やる価値はありそうですよね。
追伸:こちらのblogは引っ越しました。取り急ぎお知らせまで。

投稿: dtk | 2006/04/16 08:11

> dtkさん
コメント&お知らせ、どうもありがとうございました。
リンクの方は、新しいものに変更しておきました。

「論文」については、“3セメ”の履修が可能だったから、思い切ることができたというのが真実ですね。通常どおりの1年コースだったら、論文を避けていた可能性が大です(^^;)。

留学にしても、論文にしても、「何事もやれば何とかなる」という自信を持てるようになったのが最大の収穫かと思っています。この自信、ずうっと持ち続けられるようにしたいものです。

投稿: 管理人(Deacon) | 2006/04/17 10:10

Deaconさん、
こんにちは。論文は書くメリットも大きいと思うのですが、結局締め切りまで気になってしまって「手離れ」が悪く、他の準備の時間を食いつぶす傾向があるのが一番の問題ですよね。周囲でペーパーのある科目を取っている人の様子を見ているとそう思います。
それと、確かに、ここ1年で「何とかなる」と思える部分が増えたのは事実ですね。それが個人的には一番の収穫のような気がします。
それでは。

投稿: dtk | 2006/04/17 13:11

> dtkさん
追加コメント、感謝です。
「何事もやればできる」だとベストなんでしょうが、「何とかなる」レベルでも、それなりに満足しちゃっています(苦笑)。

dtkさんもこの1年間の集積をこれからぶちかましてやってくださいまし!
「あの勉強、あの試験を乗り越えられたんだから、こんなことは…」とか、「あれ(留学時代の艱難辛苦)を思えば、これしきのことは…」と思える場面にぶつかることもあるのかなぁと。

新ブログの方にもお邪魔させていただきますね。

投稿: Deacon | 2006/04/17 21:57

Deaconさん、
いやあ、ぶちかますよりは「返り討ち」にあいそうです。
新しいところでもお待ちしておりますので、どうぞごひいきに。

投稿: dtk | 2006/04/18 21:20

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