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2005/11/09

出願準備から学校選択まで(第5ラウンド)

この時期、早朝の空気はとても澄み切っていて気持ちがいいですね。今朝などは空は雲ひとつない快晴で、程よく空気も冷えていて、何か“凛”とした感じがしました。何か、こう引き締まるというか、胸を張って歩きたくなるような、そんな感じです。
思わず、学生時代に流行っていた渡辺美里の“BELIEVE”という歌の一節が思い浮かびました。「♪朝一番のホームの冷えた静けさが好きさ…♪」という冒頭のフレーズなんですが、将にそんな感じなんです。わかってもらえるかなぁ…。どんなに疲れていても、この空気に触れるとたちどころに元気になってしまう…、そんな感じなんですよ。ここ最近は朝早く出社して、夜遅く帰宅するという状態なので、疲労度もかなりのレベルに達しているのですが、この空気のお陰で疲れも吹っ飛んでしまったというお話でした。そうだ、寝る前に渡辺美里のCDでも久々に聞くことにしましょう。“My Revolution”なんて聞いた暁には、興奮してまた眠れなくなってしまうでしょうね(笑)。

さて、今日はUniversity of Wisconsin School of Law を訪問したときのお話をさせていただきましょう。

実はこの学校、管理人の留学先として最後まで残っていた三つの学校の一つです。それくらい、素晴らしい環境の中にあるロースクールです。場所は、ウィスコンシン州のマジソンという街にあります。州都ですが、ここもある意味「大学の街」と呼んでも差し支えないのではないでしょうか。
ドイツ系の移民によって造られた街ということもあり、街並みは非常に整然とされています。確か、市庁を中心に放射状に街ができあがっていたような記憶があり、どこの道を辿っても最終的には市庁に出るという感じだったと思います。
高学歴の世帯が多く住み、環境もよく、治安もすこぶる良好。管理人が訪問した年又はその前年に“MONEY”という雑誌で「住みやすさランキング・全米第1位」を獲得していたのではないでしょうか。その前後も平均的にトップ10を維持していたような。

実際、管理人も大学周辺環境の良さと住人のフレンドリーさを大変気に入りました。まずは緑と水に囲まれているキャンパスの素晴らしさ。訪問時が夏でしたから、キャンパスに隣接する湖にはヨットが多く見られましたし、緑濃い校庭には多くの巨木もそびえ、その間をリスが走り回っています。そうそう、リスはここに限らずアナーバーにしろ、テキサス大学構内にしろ見かけましたが、ウサギを見たのはここが初めてでした。可愛らしいウサギが茂みの中から出てきたのにはびっくりしました。なかなか逃げないので、こちらも堂々と写真を取ることができました。

ロースクール校舎も新築(改築)されたばかりでなかなかの充実さ。ちょうどサマースクール開講の時期だったせいでしょうか、多くの外国人と思われる生徒さんたちが図書館で一生懸命本を読み、メモを取っていました。その中のアジア系の方に「アドミッション・オフィスはどこですか?」と尋ねたところ、丁寧に教えてくれました。私の勘が正しければ、あの方は日本人だったように思えます。恐らくあちらも管理人のことを日本人と感じたに違いありません。お互い、「日本人っぽい」英語だったもんですから…(笑)。
事務のおばサマも大変親切で、「まだ来年用の願書はできていないから、ここに氏名と住所を書いてくれれば、でき上がり次第送付する。」と言ってくれました。このときは、スムースに英語が口から出てきて、仕事でミシガンまで来たとか、このサマースクールには同僚が数年前に参加したとか、おしゃべりを楽しむことができました。

さて、キャンパス内をくまなく歩き回りつかれ始めた頃に、ちょうど待ち合わせの時間になりました。誰と待ち合わせかって?いえ、実は見ず知らずのバスの停留場で一緒になった中年のおじさんです。ホテルから大学まではバスを利用したのですが、そのバス停でこのおじさんから声を掛けられました。お互いというよりは、もっぱら管理人の自己紹介だったのですが、だんだんと「マジソンは良い街だ」「ウィスコンシン大学はレベルが高いぞ」「なに、ロースクール。これも評判良いぞ」というお話になり、最後は「オレはこれから教会に行くが、その後で昼飯を一緒に食べよう。そして、街を案内してやる。」というところまで進んでしまいました。先に彼がバスから下車するのですが、降りるときに、運転手さんに「あいつを大学前で降ろしてやってくれ」と頼んでくれるほどでした。

簡単にランチのオファーを受けたものの、本当にいいのだろうか?と疑念を持ったのも事実です。やはり、異国ですからねぇ。中年で、でっぷりした体格で、決して身なりは綺麗ではありません。もしかしたら、ゲ○?と思ったのもこれまた事実です。しかし、この街、この学校の素晴らしさに圧倒された管理人は、ポジティブな思考のもとに「いや、心底親切心からの言葉に違いない。これを断ったり、ドタキャンした暁には、日本男児が廃る」との思いに至り、待ち合わせの場所に向かいました。
いました、いました。ちゃんと彼は待っていてくれました。彼のお奨めの「ヌードル」のお店にてタイ風ヌードルを食べました。なかなか美味しかったです。いざお支払の段になると、何と彼は「奢る」と言い出すではありませんか!確かに金額的にはマック並みでしたが、さっき会ったばかりの人間に対してご馳走するとは!何度も固辞したのですが、決して引くことはなく、根負けしておご馳走になりました。

それから、市内を散策して、土産物屋を冷やかしたり、有名建築家の設計による新築公会堂を見学したりと楽しみました。土産物屋の主人にも「こいつは日本からやってきて、来年ロースクールに来るんだ」などと管理人の解説まで。そうそう、その土産物屋のおじさんに「いやー、この街、すっかり気に入ってしまいました。特に気候が最高ですね!」と言ったところ、「うん、夏はな。でもお前は冬を知らないだろう。冬を知ったら、そんな言葉は出てこないぞ」と切り返されましたが、信じられませんでした。その後、映画「タイタニック」の中で、主人公が「この寒さはウィスコンシンの寒さに匹敵するほどだ」というような言葉を吐いたとか…。これはワイフ殿が申しておりました。かなりの寒さなんでしょうね。

結局、午後丸々、彼のアテンドで市内観光をさせてもらいました。夕食も誘われるのか?と少し気になっていたところ、あっさりと「オレはこれから用事があるから。気をつけて旅を続けてくれ。」と言い残して去っていきました。こんな人間関係、管理人にとってはまさに「青天の霹靂」といった感じでした。日本ではありえない?「アメリカって懐深いんだな」と心の底から思った次第です(単細胞なのでお許しください!)。

こうして、University of Wisconsin School of Law と マジソンという街に大変な好印象をもって、ここを後にすることにしました。帰国後しばらくして、願書が届き、TOEFLの要求スコアは600点以上。しかし、550点から600点の場合は、英語コースを履修することを条件に合格させるとあります。573点の管理人にとっては微妙な数字。それでもエッセイや推薦状で挽回できると固く信じていました。あっ、忘れるところでした。帰国すると何と例のおじさんから絵葉書が届いているではないですか!もちろん、丁寧にお礼を述べたうえでを日本の切手を同封してお送りしました。結局、手紙のやり取りもこれ1回限りでしたが、忘れることのできない思い出の一つです。

さて、次回は思いっきり飛んで西海岸の某ロースクールになります。お楽しみに!

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