« ロッテルダム・サッカー観戦記③ | トップページ | 遅ればせながら、2006年の抱負でも… »

2005/12/26

ロッテルダム・サッカー観戦記④

浦和レッズがサポーターにクリスマス・プレゼントとして勝利を贈ってくれました。これで年末の楽しみが一つ残ったということで嬉しい限りです。29日の準決勝、ここ数年この「準決勝」が鬼門でして、どうしてもその先の元旦決勝まで進めていませんでしたが、今年は何とか頑張ってもらいたいと思います。相手は大宮で所謂「ダービー」ですしね。期待していまっせ!

MIZU FCの今年の活動も先日の忘年会で終了。年明けは「初蹴」を兼ねた大会への参加が「活動始め」になりそうです。さて、前置きはこのくらいにして、観戦記の終盤に入ることにしましょう。【写真はスタジアムに向かうサポ達】

Dscn1934

「ロッテルダム・スタジアム駅」のからスタジアムまでは将に目と鼻の距離で徒歩十数秒だと思われましたが、例の混雑でまるで国会の“牛歩戦術”のような感じで進んだため、目指す待合せ場所までは10分程度かかってしまいました。おっと、中央駅で手取り足取り教えてもらったサポータ一団に再会、手を振りながら追い越します。

練習場に面したスタジアム入り口に日本人らしい方の姿を発見。それまでにも日本人らしい人を見かけましたが、この人こそがチケットを取ってくれた人に違いないと直感しました。理由は特にないのですが…。目を合わせて黙礼すると相手の方も同じように。「○○さんですね?」という問い掛けに「Deaconさんですね。」と。全くの見ず知らずの方、しかもネットで知り合った方から紹介されて、その前日に始めて電話で連絡を取ったという状況。少し前の時代では考えも及ばないですよね。通信技術の進歩には驚くばかりです。

(チケット取得してくださった)Tさんは、オランダサッカー界でお仕事をされている方ということで、その関係でチケットを取得していただけたのかもしれません。何にしろ、日本ではチケットの取得も全くお手上げだった訳ですから、本当にラッキーでした。

こうして、チケット代金と交換して手に入れたチケットを握り締めて、通用門に向かいます。管理人達の席は2階バックスタンド席。試合開始前1時間を切り、観客席も八割方埋まっています。視界とピッチの良さに舌を巻きます。日産スタジアム(横浜)で1試合観戦(W杯日韓大会「アイルランド vs サウジアラビア」)をしたことがありますが、席の場所が近かったせいもあるでしょうが、それに近い印象を受けました。開始時間近くになるとほぼ満席。対戦相手のPSVの応援はアウェー側のゴール裏のホンの一握りのみ。あとは全てフェイエノールドの応援一色です。PSVによる練習もブーイングの嵐の中。これでは対戦相手はやりにくいでしょうね。

試合前の余興も終わって、いよいよ選手入場!応援歌とともにスタンディング・オベーションで選手を迎えます。そしてホーム側ゴール裏を中心に爆竹が鳴り、発炎筒が炊かれました。オランダリーグでは「アヤックス」「PSV」そして「フェイエノールド」の御三家による対戦が“クラシカル”ということで特に盛り上がるようです。ご参考までに、サイトを挙げておきましょう。【写真は試合直前に最高潮に達したホームゴール裏側】

Dscn1937

試合開始のホイッスルと同時にフェイエノールドの積極的なプレーが目につきます。やはり超満員のホームのスタジアムで首位チームを相手にするとなれば、必死にならない訳にはいきませんよね。シュートの瞬間に観客から「ウォッー」というどよめきが起こります。フェイエノールドのシュートであれば、ゴールを予感させながらも僅かに逸れたっていう時の「惜しかったぜぃ、あと少しだ!」という“ウォッー”であり、PSVのシュートであれば、「おっと危なかったぜぃ!」というウォッーに聞こえました。とにかくフェイエノールド攻勢のうちの序盤にあっけなくゴールが決まります。左サイドからカルーが中に切れ込み、シュート。しかし、これが足にヒットせず、右から飛び込もうとしたカイトの足に当たりスピードがなくなりながらゴールの隅にコロコロと…!これにはPSVのGKも反応できず見送るのみ。本当にあっけないゴールシーンでした。しかし、首位チームからの序盤での得点です。1点は1点とばかり、観客は総立ちで興奮状態。スタジアムにあの得点シーンになると必ずかかる音楽が鳴り響きます!前に誰の何の歌かを聞いたのですが、失念してしまいました。いずれにしても日本での購入は難しかったような…(レア品という意味で)。【写真はカイトの先制点に湧くフェイエ・イレブン】

Dscn1941

さあ、これから打ち合いになるかと思いきや、意外にこのまま一進一退の攻防が続きます。後半途中からはもう中盤省略型のサッカーに様変わりしてしまいました。途中で何度も「逆サイドを使えよ!」とか「球離れが遅せーよ!」などノリと言い合っていたものです。その心はここに小野伸二がいたら、というもの。中盤に小野選手がいたら、もっと違った展開になったのではないかなぁと。そうそう、休場中の小野選手がスタンドのどこかにいるに違いないということで、デジカメの望遠で貴賓席あたりを探してみましたが、さすがに見つけることはできませんでした(笑)。

試合は徐々に増えるラフプレーで選手同士がヒートアップするものの試合としては淡々と時間が過ぎて1-0のまま終了となりました。それでもあっという間の90分。あの独特の雰囲気はやはり実際に味わってみないとわからないものでしょう。貴重な経験でした。長距離ドライブに付き合ってくれたノリとチケットを手配してくださった日本人の方々に感謝です!

試合終了後はチームのオフィシャルショップに直行です。スタジアムの周りは不測の事態に備えてか、多くの警察官(騎馬警官も!)が待機していました。それでもホームチームの勝利で多少緊張感も緩んでか、サポーターの挑発的な態度にも笑みを浮かべながら対応していました。オフィシャルショップでは既に長蛇の列で時間制で出入りを制限していました。中に入れたときにはもうかなりの商品が完売状態で多少ショック…。それでもマフラーや帽子などを買い込み、次回の応援に備えました。そう、次回はジャンバーの下に何気にマフラーを巻いてそっと胸の辺りから見えるような感じで。でも、次回観戦はいつになるでしょうかねぇ…。そうそう、本当はメンバーの皆さんにお土産をゲットしたかったのですが、予算内で収まるものがなくて…。ご勘弁下さい。【ショップ横の練習場】

Dscn1942

さて、ショップからの帰りにスタジアム近くのトラム(路面電車)を写真撮影したりしていたら、すっかり遅くなってしまい、中央駅までの専用電車は行ってしまった模様。十数人のサポが次の電車を待っているので、その列に混じりながらスタンド近くで販売していたフライドポテトを食べていました。日本ではケチャップが主流でしょうが、こちらは何とマヨネーズ。これが意外にマッチしていて美味しい。因みにドイツでも主流はマヨネーズでした。“カレー味”ソースなるものを試したノリですが、これも美味しかったですね。

無事、ロッテルダム中央駅に戻ると一路デュッセルドルフに向けて帰還です。滞在時間、僅か6時間ほどのオランダ・ロッテルダムでしたが、心底楽しい時間を過ごすことができました。日本に帰国してケーブルTV(GAROA)で、この試合を録画。永久保存版になっています。【写真はスタジアム横に停車したトラム】

Dscn1943

|

« ロッテルダム・サッカー観戦記③ | トップページ | 遅ればせながら、2006年の抱負でも… »

コメント

本当に“遅い”コメントをありがとうございました(笑)。いえいえ、貴重なコメントです。いただけただけでも感謝。ただ、この場所では人目に触れにくいので、独立したエントリにさせていただきますね。

これからも適宜近況報告をお願いします。よろしく!

投稿: 管理人(Deacon) | 2006/01/23 11:16

皆さん、大変ご無沙汰しております。
nori@デュッセルドルフです。

管理人(以下K)の観戦記に遅ればせながら、コメントを。
確かに、Kの到着日は私の勘違いで2時間以上空港で待たせてしまい、申し訳ないことをしました。次回は是非ANAバスかJALバスでデュッセルドルフまで来て下さい。しかし、フランクからデュッセルまでのアウトバーンはなかなか良かったでしょ。途中ライトアップされた古城もあったし。
拙宅到着後、「何処かでメシでも」という俺の思惑は裏切られ、「W杯抽選会を観たい」というお客の意向で当日は電子レンジで冷凍ピザを解凍...せっかくドイツに来たんだから、何か食べたくないのかなぁという気持ちを抱きつつ、ピザを食べながら一緒に抽選会を見ました。
翌日はケルンに。ここでひとつアドバイス。wurst mit broetchen(ソーセージをパンで挟んだやつ)にケッチャプを付けるのは邪道だよ。ソーセージの微妙な塩加減とパンがマッチしてそのままの方が美味しいんだから。次回は是非。
ロッテでの観戦記は、Kが書いている通りです。試合は後半ボールの蹴り合いで、あまり面白くなかったな。俺たちの隣にいたペルーからの移民(?)のおっちゃんも最近の試合は観客が少ないとか言っていたじゃん。あれも試合内容に影響されているのか、最近優勝から遠ざかっているからかのどちらだろうな。
スタジアムは、おじいちゃん達の社交場も兼ねているという感じで、まさにサッカーが生活の一部となっているだなという印象も受けました。あのおじいちゃん達も昔は血気盛んなサポーターだったのかと思うと、ヨーロッパのサッカーの歴史の長さを感じます。そして、そのおじいちゃんが孫を連れて観戦、その孫が年と共ににぎやかなサポーターとなり、またその子供が...
昨日テレビでワールド杯特集がやっていました。ドイツではWMと言います(Welt Meister)。昔の優勝時のメンバーとかが出ていて、なんだかんだと言っていました。W杯まであと5ヶ月だもんね。
最後に私事。
車での生活が続き、体はどんどん大きくなり、体力は低下。「このままではやばい」と思っていた矢先、会社の人間が月曜夜にインドアサッカーをやっているとの情報を入手。来週初参加しようと思っています。体験記はまた後日。

ダラダラと取りとめのないことを書いてしまいましたが、皆さんも是非遊びに来て下さい。美味しい飲み屋見つけましたので。ビールを飲みながら、飲み屋に来ているドイツ人達とサッカー談義でもしましょう。

それでは、また。

投稿: nori | 2006/01/21 05:28

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/133967/7851019

この記事へのトラックバック一覧です: ロッテルダム・サッカー観戦記④:

« ロッテルダム・サッカー観戦記③ | トップページ | 遅ればせながら、2006年の抱負でも… »